直近のミドル、ロングのレース、
OSJおんたけウルトラ
志賀高原エクストリームトライアングル
ともに、第1関門にて時間切れDNFだった。
それぞれ理由があるとはいえ、悔しいし、この度のウルトラは、何としても完走しなくてはならないと思っていた。
通常のウルトラならば、何度も完走しているし、余裕のはずだが、負け癖がつきつつある自分が、本来の力を発揮出来るかどうかは分からない。
わざわざ10時間近くかけてバイクで走って現地入りするわけだし、何としても完走したかった。
4時半スタート。
会場はまだ暗い。
この時期は、6時くらいまでは暗いし、コースは、しばらくは街灯もないような真っ暗な海沿いの道を走るので、アイウェアのレンズはクリアであることが必須。
ヘッデンをつけている選手もいる。
なお、気温はそこそこ高く、風もなかったため、スタート時点でも夏のいつもの格好で全然問題なし。16km地点で荷物を捨てられる(あとでフィニッシュ地点に回送してくれる)ので、スタート時点で寒ければソフトシェルを着ていて、16km地点で脱ぎ捨てることも出来たのだが、それは不要だった。
だんだん明るくなってきて、アイウェアのレンズをクリアからスモークに。
日焼け止めをベタベタと塗りたくる。
この日の空模様は、この写真のような感じで、晴れ基調だったものの、雲量は多かった。一度、シャワーが降ったこともあった。
海がちらちら見える。
日本海はいいなー。
何としても完走したかった。
コースは野辺山ほどアップダウンはないし、制限時間は野辺山と同じくらいなので、本来の僕の実力を発揮できれば、十分に完走できるはず。
キモは、いかに眠気にやられずに淡々と走り続けるか。
脚を温存するか。
そのため、上りは、基本的には歩くように努めた。
前半においては、まだまだ脚に余裕はあるし、周りの選手が必死に走っている中で、一人だけペースを落として歩くのは辛い。ついつい走りたくなってしまう。でもそこは我慢だ。
このレースは、2箇所、デポ出来る。
野辺山は2箇所のうち、選択で1箇所という仕組みだが、このレースは、2箇所両方に自分の荷物を置ける。
第2関門 弥栄地域公民館56km地点
靴下と靴を交換。
気休めのようなものだけど、リフレッシュ効果は高い。
ここまでは、靴はアディゼロマナ。
ここからは、新品の(慣らしで10km走っただけの)アディゼロCS。
新しい靴は、単純に気持ちいいし、気分が上がる。
400mアップの碇高原が、このレースのハイライトだ。
70km地点のところに在る。
この時点では、タイム的にはほぼ完走は確信していた。
登りは完全脚温存の法則を捨てて、斜度が低いところは走るようにする。
そして、峠のピークである、
第3関門 碇高原牧場、73.8km地点へ。
もはや完走は確実だ。
眠気もまったくやってこない。
一瞬眠くなったタイミングもあったけど、顔をパンパン叩いたら、大丈夫になった。
脚も十分に余裕がある。
後は、いかに、淡々と身体を動かし続けるか。
そして、
フィニッシュ。
12:26'23"(グロス)
ウルトラでサブ13は多分初めてじゃないかな。
ウルトラと言っても、レースによってコースが全然違うから比べても意味ないんだけど。
まあ何はともあれ、完走出来てよかったよ。
いいコースだった。
走っていて楽しかった。
エイドの食べ物は、ちょっとイマイチかな。
炭水化物は、グチョグチョになったバナナの切れ端や、アンパンの切ったものなど、種類が少なかった。