猪苗代湖を泳ぎ、下り基調で会津若松までのワンウェイのコースをバイクで走り、会津大学の構内を中心としたランコースで締める。
スイム 35’28”
トランジション(スイム→バイク) 6’03”
バイク 1:07’13”
トランジション(バイク→ラン) 3’00”
ラン 50’20”
ttl. 2:42’07”
(全てネットタイム)
前日現地入り
地元を前日正午に出発。東北道を一路飛ばして、猪苗代湖の会場へ。
このレースは、バイクコースがワンウェイなので、会場と言っても、スイム・バイクスタート会場と、バイクフィニッシュ・ラン会場の二箇所があるのだが、前日受付場所は、前者のスイム・バイクスタート会場である、猪苗代湖の天神浜だ。
バイク預託会場
前日にバイクを預託する仕組みだ。
カバーとクリップを貸してくれるので、バイクをラックにかけて、カバーを掛ける。
ウェットスーツ、バイクシューズ、ヘルメットなども、カバーを掛けて、バスケットに入れておく。
これで前日受付は終了。
猪苗代湖へ。
湖とは言え、大きな湖なので、浜と呼ぶのだな。
事前に郵送で送られてきた説明書に、
「湖だから波がないだろうと甘く見ないように。
猪苗代湖独特の小さな波は泳ぎにくいです」
と注意書きがあった。
水着で試泳をする。
湖畔は文字通りの砂浜なのだが、沖合いに行くほどに、湖底は、ぬめぬめとして足が沈み込むような泥になる。
かなりの遠浅だ。
既に仮設ブイがコース上に設置してあったが、その地点で足が付くほどだ。
風が強く、波が立っている。
この波は、海の波とは違う。
海の波は、潮の干満によって出来るもので、海水はあくまでも媒体に過ぎないため、水が流れているわけではない。
湖の波は、風に吹かれてできているので、水そのものが流れている。
しかも、水深が浅い場所であるため、水中では水が渦巻いていて、浜から水平方向に泳ぐと、左右に翻弄される。
これは確かに泳ぎにくいことこの上ない!
会津坂下町の隠れた名物である冷やしラーメンで、前夜の一人カーボパーティ。
夜は、道の駅で車中泊。
レース当日
バイクコースは、猪苗代湖畔の天神浜から、会津若松市内の会津大学までのワンウェイなので、クルマをスタート地点かゴール地点のどちらに置くか決めなくてはならない。会場間の移動は、レース前後にシャトルバスが出る。僕は、フィニッシュ地点の会津大学にクルマを置いて、シャトルバスでスイム会場の天神浜まで移動した。
気温、天候
晴れ。朝時点では15度くらいで、肌寒かったのだが、レーススタートの9時ころには気温はぐんぐん上がり、汗ばむ陽気になった。
風は無し。
すると、前日にあれだけひどかった波がまったく立っておらず、泳ぎやすいのなんの。
スイム
年齢順の3段階のウェーブスタート。コースは、450mほどの2つのブイの間を1.5周する。
参加者数はたしか4~500人くらいか。
それほど多くもないのだが、終始、かなり団子状態だった。
前日試泳のときは、けっこう透明度が高い印象だったのだが、大勢の選手が一斉に泳いでいるので、浅い湖底の泥が巻き上げられ、視界は1mほどといったところだった。
ブイは大きいので、ヘッドアップ時に見落とすことはない。
雄大な磐梯山をバックに泳ぐのは気持ちが良い。
スイムアップしてからトランジションエリアまでは砂浜を200mほど走る。
バイク
日焼け止めをたっぷり塗りたくってスタート。スイム道具はすべて指定のトランジションバッグに入れておくと、レース終了時までにフィニッシュ会場に運んでくれる。
バイクコースは、猪苗代湖から会津若松市内までのワンウェイで、下り基調。
あまり土地鑑もないエリアだし、高低図も公開されていなかったので、若干の不安はあった。
上りが皆無なわけでもなく、それなりに力まなくてはならない箇所もある。
鋭角コーナ、直角コーナもあり、減速を余儀なくされる。
また、二箇所、鉄道の線路を横切る箇所があり、ここは下車して押さなくてはならない、というルールだった。
路面はそれほど荒れた箇所はない。
ラン
会津若松市内の会津大学は、単科大学なのでキャンパスは小さい。ここを基点に、2周半のコース。
脚の調子は良く、一定のペースで走り続けることができた。
フィニッシュゲート付近では、チアの女の子たちが華やかな応援をしてくれている。
気持ちよくフィニッシュ。
フィニッシュ後は、ガリガリ君とスイカ食べ放題。
タイムが出やすいコースだったと思う。
今、オリンピックディスタンスのPBを覚えていないのだが、近年稀な好タイムだったと思う。
今シーズンのトライアスロンは、象潟トラと、このレースのオリンピックディスタンス2本のみ。
これでシーズン終了だ。
これからは本格的にトレランシーズンインだ。