(その1より)
白駒池の畔の青苔荘のテン場にて。
5時起床。
この時点で気温15度。
全然寒くなかったし、夜露も全くと言っていいほど無し。
快適キャンプだった。
アルファ米の松茸ご飯とポタージュスープ。
妻が袋に入れて持たせてくれたナッツがうまい。
これからの山行では必需品だな。
お茶を点てて、白駒池を眺める。
白駒荘が見える。
パッキングして、7時には出発だ。
まずは、白駒池を一周する。
湿地帯なので、全周が木道になっている。
白駒池は、様々な種類の苔の宝庫なのだそうだ。
高見石へ。
高見石から、稜線上へと出る。
基本的には、背の高い樹林帯だが、ぱっと見晴らしのいいところに出ると、北アルプスが見えた。
天気良し。
日差し強く、雲少なく、暑い。
稜線上のトレイルを進む。
天狗岳が見えてきた。
八ヶ岳の稜線の東側、野辺山、川上方面。
稜線上のトレイルは、歩きやすい。
だんだん高度が上がり、植生が変わってくる。
ゴツゴツした岩も増えてくる。
天狗岳。
鎖場も登場してくる。
なだらかな北八ツから、ゴツゴツした南八ツへ。
根石山荘。
夏沢峠へ。
この時点で、11時。
当初プランニングの段階では、本沢温泉に降りようかとも思っていたのだが、天気よく、気持ち的にもっと進みたかったので、更に進むことにする。
稜線上のトレイルが崩れて迂回路ができている。
硫黄岳が近づいてくると、あれ?雲が増えてきた。
瓦状の石のトレイル。
石は浮いていて、足を置いてテンションを掛けるとシャリシャリと動いて、歩きにくい。
時折、風でパーっとガスが流されて視界が開けるときもあるのだが、ガスってしまった。
硫黄岳山頂へ。
12:10
午前中は晴れていたのに、すっかり天気が変わった。
ここでランチ。
縦走中のお昼ご飯は、アルファ米のパックに1時間前に水を入れておいて、食べる。
妻が持たせてくれた、(賞味期限切れの)ちくわがうまい。
写真のズボンは、モンベル製。
硫黄岳の半火口。
ガスが覆ったり晴れたり。
硫黄岳から進む。
パーッとガスが流れた瞬間。
この辺の稜線は、いつも、西側から吹き上げてくる。
横岳へと歩を進める。
鉄階段。
岩の稜線トレイル。
ガスってきて眺望が効かない。
鎖場。
何度も通ったことがあるトレイルだが、慎重に進む。
テン泊装備なので重いし。
この辺りで、ゴロゴロと雷鳴が遠くで響き始めた。
稜線の東側の山々からだ。
こちらまでやってくるかどうかは分からないが、稜線上での雷は怖い。
地蔵の頭へ。
14:25
すぐそこに見えるのは、赤岳展望荘。
さて、ここで、赤岳へ進むか、行者小屋へ降りるか?
時間的にはまだ進めるが、雷が強くなったら、赤岳展望荘か赤岳頂上小屋か、小屋泊をしなくてはならなくなるかも。
最終日の行程も短くなってしまうし。
ここは慎重に、地蔵尾根を行者小屋へと降りることにする。
結局、雷は去っていったのだけど。
地蔵尾根を下る。
すぐ近くに行者小屋が見える。
このトレイルも以前降りたことがあるのだが、ちょっと記憶から抜け落ちていた。
うっかり脚を踏み外すとゴロゴロっと落石しそうなコースだ。
行者小屋に15時到着。
この山小屋は、何度か通ったことはあるけど、小屋泊もテン泊も初めてだった。
1,000円 テント一張り
時間帯早く、テン場はまだまだ空いていたのだが、完全な平地はほとんどない。
この後、けっこう登山者がやってきて、テン場はけっこう埋まった。
アルファ米のドライカレーを食べる。
ワインのハーフボトル 1,300円を買って空けた。
今回は、テン場用にクロックスを持っていったのだが、これはやはり便利だ。
クロックスはかさばるので、ぺたっと平らにして収納できるビーチサンダルの方がいいかな。
雷雲は去り、晴れた。
ここの標高は2,350m。
縦走2晩目にして、ちょっと高山病の症状、頭が痛くなってきた。
(その3へ)