5時半起床。
寒い。
気温10度。
ダウンを着て、ダウンシュラフで寝たのだが、寒くてテントから出られず、テントの中から湯を沸かして朝ごはんを作る。
アブだかブヨだかに刺された上に掻きむしったところが、痒くてたまらず。リンパ液がとめどなく滲出していて、絆創膏を貼る。
常時、防虫スプレーを全身に吹きまくっていたのだが、行動中でも服の上から刺される。
延べ十数箇所以上も刺され、帰宅してもしばらくの間は、痒みが続いた。
阿弥陀岳へ向けて出発だ。
ひたすらの上り。
暑い。
鞍部にザックを置いて、空身で阿弥陀岳の山頂へ。
鎖場、岩場なので、ストックも要らなかった。
阿弥陀岳の山頂は、360度の景色。
山開きしたばかりの富士山が、雲の上に突き出している。
昨夜テン泊した行者小屋。
邪魔なストックを持って、鎖場を慎重に下る。
赤岳を登る。
(赤岳の山頂では写真撮らなかった。)
赤岳山頂で、さてここからどうするか?
時間もまだ早いし、権現岳まで脚を伸ばすか、当初プランニング通り真教寺尾根を下るか。
縦走3日目で、ちょい疲れが溜まっている気もしたし、山頂の岩場で、フラッとバランスを崩しかけたこともあり、おとなしく真教寺尾根を下ることにした。
真教寺尾根、初めてのコースだが、甘いコースではなかった。
マイナールートなので、人はまったくと言っていいほどすれ違わなかった。
赤岳直下部は、崩れやすい岩場が続く上に、ちょっと道迷いしやすそうな箇所も多い。
この写真の部分で迷った。
左下へ降りていくルートが正解なのだが、右下のザレた方に降りてしまった。他の登山者が落としたペットボトルが放置してあったりして、道間違いに気づかずにだいぶ降りてしまったのだが、ザレ場ゆえに同じコースを登ってくることが出来ずに後の祭り。大きく迂回して、コースではないところを登り返すはめになった。
岩場を過ぎ、森林限界の下にきたら、歩きやすいトレイルだ。
崖が崩れている部分。
迂回コースが出来ていた。
どんどん下ると、スキー場に突入する。
清里駅に13:25到着。
2時間に1本の電車を逃さないよう、かなり慌てて走ってしまった。
時間に追いまくられるのは嫌なんだけどね。
(この項、以上)