ウルトラを名乗りつつ50kmしかないのだが、暑さ、コースのキツさを考慮するとウルトラ級。
昨年2016年のレポート↓
2016/9/3 Ultra Maokong(猫空) 50k
昨年は9月初頭であり、今年は1ヶ月遅い時期に開催された。
既に日本ではかなり涼しくなっていて、身体はすっかり秋に順応している身にとっては、真夏の炎天下のこのレースは、とても厳しく感じた。
前泊現地入り
今回は、仕事がちょっと忙しく、前日現地入り、レース翌日早朝便で帰国するという弾丸ツアーとなってしまった。おまけに、直前になって帰国便のバニラエアを1本早めざるを得なくなり、+4.5万円ほどの追加出費を強いられてしまった(泣)
昨年は気ままな一人旅だったが、今年は妻と。
前夜は、台湾料理屋でカーボパーティ。
妻はレース中は、ホテルでだらだらしたり街中をぶらぶらしたりしていた。
シャトルバスで会場の指南宮へ
02:45台北駅に集合して、事前申し込み制のシャトルバスで、会場である猫空の指南宮へ。会場の指南宮殿。
レースキットをピックアップしたら、すぐにナンバカードをTシャツにピン留めする。
荷物を預けたら、程なくスタートだ。
ITRA登録大会ながら、規模は小さく、50kmの部は150人くらいか。
暗闇の中をスタート
4時、みんなで記念撮影して、和やかにスタート。この時間帯はまだ暗いので、ヘッドライトをつけて走る。
しばらくはコンクリ舗装の遊歩道だが、すぐにトレイルに突入する。
参加者数が少ないので、渋滞にはならない。
こちらがコースマップ。
すぐに明るくなる
ヘッドライトをバックにしまう。エイドにて。
エイド食は、果物が豊富。
スイカ、ドラゴンフルーツ、バナナ、オレンジ、りんご。
写真手前のオレンジ色の小さいブロックはチーズだ。
他に、クラッカーや飴など。
エネルギー源になりそうなものは少ないので、ジェル類を多めに持参したが、全て使い切ってしまった。
夜明け。
台北の街がきれいに見える。
高層ビル「台北101」のシルエットもはっきり見える。
この日は、日差しも強く、気温もかなり上がった。35度くらいか。
ハイドレは1リットルの小さめのものを持っていった。
エイドごとに水を補充したが、全然足りなかった。
もっと大きいものを持っていけば良かった。
朝焼け。
コースは分かりやすいが、時々間違う
分岐にスタッフがいるなどということは全く無い。分岐では、木などにリボンが結んである。
今回のレース用のリボンは、ピンクー白ーピンクのストライプ。
これ意外にも、他のレース、ハイキング団体(?)などが結んだまま放置していったようなリボンがそこかしこにあり、ちょっと分かりにくいところもある。
一回、集団でコースロストした。
GPSデータが公開されているので、スマホにダウンロードして、地図アプリで表示させながら確認する。
暑くてキツい
コースもキツイが、なにより暑さがキツイ。
10月に入り、すっかり身体が涼しさに慣れてしまっているところに、前日現地入りで灼熱の炎天下のレースなので、これはたまらない。
エイドでは、たっぷりフルーツを食べて、水を満タンに補充する。
基本的に、今回のコースは、台北郊外の里山、といった感じの山だ。
基本的にはあまり眺望は効かないが、場所によっては、この写真のように、台北市内がぱーっと見渡せる。
日本の里山とはやはり雰囲気は違う。
聞いたことないような虫や鳥の声、ジャングルのように茂った木々。
昨年はあまり出会わなかったが、今年は、区間によってはハイカーが多かった。
ソロは少なく、やはり日本と同じく中高年ハイカー団体といった方々が多い。
後ろからハイカー集団に追いつくと、「569来たよ、569」という感じで仲間内で声を掛け合って、コースを譲ってくれる。ありがたい。
国旗がついた僕のTシャツを見て日本人と分かり、日本語で親しげに話しかけてくれる人も多い。
苔むした石段のトレイル。
こういうところは滑る。
舗装率は低いが、ロードを移動する区間もある。
ロープを掴んで昇り降りするような箇所もある。
ストック使用については制限はないが、使っている選手はほtんど見かけなかった。
何とか日没前にフィニッシュ
少し暗くなってきたので、アイウェアのレンズをスモークからクリアに換装したが、ライトは必要ないくらいの明るさの時にフィニッシュ。昨年は、スモークレンズのままフィニッシュできたけど、開催時期が一ヶ月違うからね。
指南宮にフィニッシュ。
昨年より2分縮んでた。
尚、コースは同じだったようだ。
ビールが支給された。
着替えて会場を後にする頃には、すっかり日が暮れていた。
制限時刻は20時なので、時間的にはかなり余裕がある。とは言え、僕がフィニッシュした直後に、既にゲートが撤去されていたけどw
市内の宿に戻って、飲茶の店でアワードパーティ。
13:45'
レースの後で、右脚付け根、お尻側が痛くなる
上州武尊山120kの一週間後だったので、やはりキツかった。ここしばらく、海外レースにエントリしたものの、仕事が入ってしまったり、情勢が悪化したりして(コリアンペニンシュラの38度線付近のレースだ)DNSが続いていたので、あまり深く考えずに、海外レースに出たいと思い、2週連続でエントリしてしまった。
50kmだからと侮っていたのだが、やはり肛門付近のダメージもそれなりにあった。
レース翌日、早朝便で帰国したのだが、狭いLCCの座席から立ち上がって飛行機から降りる時に、右脚の裏側、脚の付け根あたりにかなりの痛み。
最初は、大殿筋の筋肉痛かと思っていたのだが、どうも場所が違う。骨盤と大腿骨の境目辺りのようだ。しかも左は何とも無く、右だけ。
痛みは徐々にひどくなった。
安静にしていると何ともないのだが、力を入れたり(歩いたり、立ち上がったり、座ったり)、逆に力を抜く時に痛みがあった。
数日経って、痛みはすーっと消えていったのだが、推測するに、オーバーユースによる関節の炎症ではないかと思う。
これを書いているのは、レースの11日後だが、まだ違和感がある。