2018年3月7日水曜日

2018/2/25 9dragons ultra 50km

香港の九龍側にて行われるレース。今年が2回目の開催となる。

2日間連続で、初日は50マイル、2日目は50km走るという、変わった趣向のレースであり、もちろんどちらかだけにエントリすることも出来る。
僕は今回、日程の都合上、初日の方は参加不可能だったので、2日目の50kmのみエントリした。


スタート

50kmの部は、朝07:30にスタートなので、それほど早くはない。
地下鉄で郊外の駅へ。そこから徒歩数分の運動公園がスタート会場となっている。
レースキットを事前に受け取れなかったために、1時間半前に会場入りしたのだが、選手はちらほらと集まりだしているものの、受付らしいものはさっぱり見当たらない。

なんと、スタート30分前になってようやくスタッフのクルマがやってきて、会場設営が始まった。
びっくりの草レースぶりだ。


P_20180225_065804


寒くなし

ビブラムHK100、Trans Lantauと、この時季の香港のレースは走ったことがあり、暑い日は半袖Tシャツ1枚でも過ごせるが、夜に風に吹かれたら震えるほど寒い、という寒暖の感覚は把握していた。

今回のレースは、7時半にスタートして、カットオフタイムが20時半であり、夜を越えるわけではないため、それほど寒くはならないだろうと予想した。


走る時は、
上半身:長袖SKINS + 半袖Tシャツ
下半身:CW-Xスタビライクス
というウェアリングだったのだが、日没前にフィニッシュしたこともあり、終始このくらいで十分だった。
上半身ハダカでウエストポーチのみという選手もいた。

バックパックの中にバフ、バーサライト(上下)を入れていったのだが、これはまったく使うことはなかった。


コースは、舗装遊歩道中心だが、眺望はすばらしい

香港のトレイルは、アイランド側も九龍側もどちらも、舗装の遊歩道が中心だ。
足への負担が大きい。

今回のレースは、トレッキングストックの使用制限はなく、スタートから使い続けている選手もいた。

今さらだけど、僕も使えばよかったかな。


P_20180225_075654
それほど規模が大きいレースではないので、すぐに選手はバラけてくるため、渋滞はない。

この写真は序盤。

暑くてすぐに汗だくになる。


P_20180225_080843
舗装の遊歩道。

わざわざ舗装してくれなくてもよかったのにな~と思う。

イギリス統治時代の最後の提督、ウィルソン氏がトレッキングが好きで、彼が整備したトレッキングコースであるウィルソントレイルがコースの中心。


P_20180225_085206
香港らしい街並み。

P_20180225_085210
もちろん舗装遊歩道だけということはなく、土のトレイルもある。

香港の山はそれほど標高が高くない。せいぜい700mくらい。


P_20180225_085237
街並み。

海外レースでは必ずウェア、帽子、バックパックなどに国旗をつけるのだが、タトゥーだらけの金髪女子から、どこから来たの?私はオキナワよ、と話し掛けられる。聞かなかったけど、米兵だろうか。
この選手とは、中盤までは抜きつ抜かれつだったのだが、後半でペースアップしたようで、まったく姿が見えなくなってしまった。


P_20180225_104845
土のトレイル。


荷物チェックがあった

途中のエイドの手前で、荷物チェックを受けた。
僕のすぐ後ろの選手はチェックされていなかったので、抜き打ちでやっていたようだ。
チェックされたのは、
・mobile phone
・jacket
・emergency blanket

僕はもちろん問題なく、必携品は全部持って行ったのだが、びっくりするくらい小さなウェストポーチだけの選手もいた。


P_20180225_120946


ハイカーとはたくさんすれ違う

家族連れ、グループ、トレイルランニングの練習中の人たちともたくさんすれ違う。
日本国内と異なり、トレランを毛嫌いする偏屈なハイカーはいない。「上り優先」というルールもないようで、みんなにこやかに道を譲ってくれる。


P_20180225_131340
上りの舗装林道。


エイドは充実

P_20180225_164809

エイド食は充実している。
ジャムやピーナツクリームを塗った手作りサンドイッチ、銀シャリ、ポテトチップ、オレンジ、バナナなど。

オレンジがおいしくて、オレンジばかりむしゃむしゃ食べた。

飲み物は水と、かなり薄いスポドリ。後半のエイドにはコーラもあった。


なんとか日没前にフィニッシュ

P_20180225_182932

徐々に暗くなってきたが、何とか日没前にフィニッシュ。

10:54'55"

ビールとハンバーガーが支給されて、一息。
すぐに空は真っ暗になった。

ワンウェイのコースであり、ここで荷物を受け取る。
最寄りのバス停まで2キロくらい歩き、路線バス、地下鉄と乗り継いでホテルへ。


汗を流して、廟街のメシ屋で一人カーボパーティ。
翌朝は、足つぼマッサージ。


古峯ヶ原高原トレイルレースで左足首を捻挫して以来、(OMM八ヶ岳で歩いたのを除いて)、トレイルを走るのは四半期ぶりだった。
大腿筋、大殿筋を使っていなかった上に、硬い石のトレイルコースが中心だったため、ダメージがひどく、一週間近く筋肉痛が続いていた。