2018年4月25日水曜日

アディゼロManaは、アディゼロ従来規格よりもアッパーのサイズが小さい

チャレンジ富士五湖で痛くてたまらず

先日のチャレンジ富士五湖で、1回10km軽く慣らした、ほぼ新品のアディゼロManaを履いて走った。
慣らしの時は、違和感は感じなかった。
いや、小さな違和感があったのかもしれないが、信頼しているブランドなので、正常化バイアスが働いて、違和感を黙殺してしまったのかもしれない。

レース中は、序盤の山中湖辺りから、骨などの突出したところがあちこち痛くなり、何度履き直しても、今度は別のところが痛くなってくる。
足の爪先も痛いし、靴下がしわになって、最もテンションが掛かりやすい端の指である小指は両足ともに大きなマメができた。


原因は慣らし不足ではない、アディゼロは15年間履き続けてきたシューズ

マラソンを本格的に始めた2003年当初はアシックスのライトレーサーを履いていたが、やがてショップで勧められて(たしかアートスポーツだったと思う)アディゼロCSに移行した。

ほぼ15年近く、このアディゼロ規格を履き続けている。
主にアディゼロCSで、近年、レース用としてたまにアディゼロManaを履くようになった。

このアディゼロは、イヤーモデル形式で、毎年のようにモデルが変わる。
具体的にどこの部分がどのように機能進化しているのかは素人にはほとんど判別できないが、カラーリングが大きく変わる。

素人レベルでは、このモデルチェンジはどうでもいいので、ECサイトで型落ちのセール品をまとめ買いしておいて使っている。

シューズは消耗品なので、走れば走るほど少しずつへたってくる。
同じシューズをレースもトレーニングも使い回すのではなく、レース用とトレーニング用を用意し、レース用がある程度距離を走ったらトレーニング用に下ろす、という運用ルールを定めていた。

今回履いたのは、1回10kmの慣らしジョギングをしただけのほぼ新品だが、15年間履き続けてきたアディゼロであり、まったく不安はなかった。


アディゼロManaのアッパーのサイズが、アディゼロ従来規格よりも小さく造られている

チャレンジ富士五湖での痛みの原因はこれ。
レース結果としては、75km地点関門で時間切れとなり、完走できなかった。さすがに敗因までもシューズに求めることはしないが、とても残念である。

75km関門エイドは、奇しくも2箇所目のデポ地となっており、この関門に間に合っていれば、用意しておいた正常なサイズのアディゼロCSと履き替えることができたのだが、それは叶わなかった。
既に何度かレースを走っている正常なアディゼロCSと、今回の懸案のアディゼロManaのサイズを比べてみた。


アディゼロCSとMana比較

上 アディゼロCS 日本サイズ26.5cm
上 アディゼロMana 日本サイズ26.5cm

あきらかにManaの方が0.5~1.0cm小さい。
そして、アッパーの反りが大きい。

これでは、足が痛くてたまらず、マメだらけになるのも当たり前だ。


アディゼロCSとMana比較

インナーソールを出して比べてみた。

右 アディゼロCS 日本サイズ26.5cm
左 アディゼロMana 日本サイズ26.5cm

インナーソールは、ちょうど同じサイズ。


つまり、アディゼロManaは、アディゼロ従来規格と比べて、ソールは同一であるものの、アッパーが小さく造られている。その結果として、大きく反ってしまっている。

なんでこんな構造にしたんだろう?
しかも、以前のアディゼロManaは、アディゼロ従来規格を踏まえていたにもかかわらず、新しいアディゼロManaになって急に、何らの予告もなくアッパーを小さくしたのは何故なのだろうか?

アディダスの姿勢、プロダクトに対する根本的な考え方、ユーザとの向き合い方には、根本的に不信感を抱かざるを得ない。


今回のアディゼロManaのロット番号・正式な型番

DSC_0052

箱をまだ捨てずに取っておいたので、参考までに写真に収めた。

adizero Mana 7 G95102というのが正式な製品名・型番に当たる。


DSC_0053

ロット番号がこれ。


mana

メールの受信ボックスを探してみたら、Amazonから2013年に購入していた。
最新型という程でもないし、販売価格が5,553円なので、この2013年においてすら型落ち品だったのだと思う。


結論として、
このManaは捨てる。
CSについても、今履いているのは寿命までは履くが、今後はもう二度と買わない。