GPS測定ベースの距離 21.3km
2:07’02”
ウラジオストク郊外の、凍った海の上を走るというハーフマラソン。
以前から走ってみたいと思っていたのだが、この年、スケジュールの都合がついたので、バイク仲間のM山さんをお誘いして、二人で参加した。
ウラジオストクを訪れたのは2回目。メシはうまいし、女性はきれいだし、今度は夏に行ってみたいな。
2020年2月のこの頃は、世界的にコロナ禍が広まりつつある序盤の頃で、ちょうど直前に中国人のロシア入国が禁止されたところだった。中国人選手はいなかった。
町中ではまだマスクをしている人の姿は少ないが、博物館などでは、マスク着用を求められることもあった。しかし、「今持っていない」と言ったらそのまま通してくれるなど、いいかげんだった。
ウラジオストク市内からは、会場までシャトルバスが出ている。
会場にて、バンドの演奏。
まさかの雨!
雪が降ることは当然あるだろうと予想していたが、まさか雨が降ることになろうとは思いもしなかった。
当然、寒い。
ロシアのちっちゃな子は、ほんとうにかわいい。
スタート会場。
けっこう、ガチのランナーも多かった。
凍った海の上を走る。
後にGPS測定の記録を見たら、本当に海の上。
どのくらい氷が分厚いのかまったく分からないが、クルマやオフロードバイクがかっ飛ばしたりしていた。
雨が降り続いていた。
氷の上に雨水が溜まり、路面はびしょびしょ。
これは、たまらない。
靴が濡れるのは避けようもない。
序盤は、思うように走れなかった。
何しろ、氷の上なので、滑りそうで怖くて、変に力んだ走り方をしてしまっていた。
だんだん慣れてきて、ペースも上がる。
走行中、クリアグラスのアイウェアのレンズが曇ってしまって仕方がなかった。
ロシア軍によるエイド。
どういう関係なのか分からないが、軍が全面協力している。
フィニッシュ。
靴は、トレランシューズに、このようなゴムスパイクをはめて走った。
このゴムスパイクは、以前、ドイツで買ったもの。
レース運営からも、参加賞としてゴムスパイクが配布されていたのだが、これはかなり中途半端な代物で走りにくいらしく、コース上に点々と外れてしまったスパイクが放置されていた。走りながら投げ捨てているガチランナーもいた。
つるつる滑る、というほどではなかったので、スパイク無しでも走れただろうと思う。
ロシア軍による炊き出し。
米?とコンビーフを煮たもの。
レース後に、更衣室もあったのだが着替えるのが面倒で、M山さんと合流して、そのまま帰ることにした。
市内までのシャトルバスに乗り込むが、乗客がいっぱいになるまでは出発しない仕組みで、待ちが長い。
寒そうにしていたら、若いきれいな女性が、テルモスからお茶を入れて、二人で飲め、とくれた。
よほど寒そうにしていたのかな?
その女性は一人だけで乗っていて、服装からしてレースに参加していたわけではなさそうだった。出発前にシャトルバスから降りていったので、レースに参加している彼氏か家族を待つ間にバスの中で風除けに座っていただけだったのかと思う。
ちょっとびっくりした体験だった。